旧三井守之助別荘

大磯駅の改札を出るとロータリーから左右に国道1号線に下る道があります
左側の道が下り始める所にもう1本苔むした石垣のある石畳の道があります
それが「さざんか通り」です。さざんか通りは島崎藤村の眠る地福寺に
続いています。地福寺の手前に旧三井守之助別荘があります 地図はこちら
さざんか通り 旧三井守之助別荘
昭和2年(1927)に建設された木造2階建、延面積131坪で、内部は和室が
主になっていますが、外観は洋風の建物です。設計は東宮御所などの設計に
携わった木子幸三郎氏です。建具の細工がこまやかで欄間の単純でありながら
繊細かつ微妙な曲線は思わず見とれてしまいます。傷みが進んでいるようで、
取り壊してマンションを建てる計画があります。
「さざんか通りを守る会」「こゆるぎルネッサンス@大磯」等が
この貴重な文化財を保存・活用しようと活動しています。